平成28年4月幼保連携型認定こども園高屋保育学園となるに当たり、
その記念として「学園歌」をつくりました。
作曲は当園にも音楽講師としてご指導いただいています
NPO法人生涯音楽アカデミー理事長 山地 寛和 先生
歌詞はこの地域の様子と日本の心をふんだんに織り交ぜた内容を我々で創りました。

高屋保育園は園児たちに沢山の唱歌・童謡を歌ってほしいと願っています。

高屋保育園は古き良き童謡・唱歌を積極的に取り入れています。
5月の歌にふさわしいみかんの花咲く丘を5歳児らいおんぐみが日頃から歌っている様子です。
前触れなく撮影しましたので、戸惑いながら、ちらちら視線を向けながらも一生懸命歌っている様子が微笑ましいものです。

日本の童謡の普及のための活動をされている、もり・けんさんのお話によると、
人は6歳までに大脳の90%が成長するそうです。
それはどういった部分が成長するのかというと、「情緒」と説明されています。
 情緒というのは、優しい心 ということです。後の10%は、計算能力などが育つそうです。
 情緒が育つ年頃に、美しい日本語の歌を聴き、そして歌うことは大切なことです。
なぜなら、6歳までの子供は理解するというより、その美しさを感じとるからです。
 子供には難しいと思われる歌や文章も、幼い間に理解はせずとも感じておけば、
それらを理解すべき年頃になった時にわかるようになる、と、もりさんは言っておられます。
 唱歌や童謡を歌うことによって、子供は日本の四季の美しさ、言葉や風習の美しさ、
故郷を愛しむ心、日本を誇りに思う心が育っていくことでしょう。
 もりけん先生による講演より(平成20年4月19日;高屋保育園のホールにて)

高屋保育学園での童謡活動

 高屋保育学園では、当園で選曲しました「今月のうた」を毎日お部屋で歌っています。
朝礼の際には、園長のハーモニカに合わせて、みんなで大合唱しています♪
この「今月のうた」については、毎月のお便りで、その歌についての逸話や解説も紹介させていただいております。この、歌のお便りは、読まれた方々が子ども達と歌を通してより一層かたい絆で結ばれることを願って毎月作成しています。

 また、歌うだけではなく、耳からも童謡の素晴らしさを感じてもらうために、各クラスで自由遊びの時間に童謡をかけています。(曲は毎月、その月に合った歌を30曲ほど選曲しています。)

 選曲に当たって心がけていることは、同じ歌でも、必ず色々な歌い手のものと聴き比べて、一番、こどもの心に響くものを選択することです。具体的に申しますと、大人の声より、子どもの声で歌われているもの。
一番良いのは、児童合唱団が歌っているものです。
 何故かというと、一つ目の理由は、児童合唱団は子どもの声ですから、歌っている声の音域が園児たちに近いので、聴いたままに歌いやすいのです。また、発声の仕方など、聴いているだけでも背筋がピンっと伸びている合唱団の子たちが想像できます。歌詞やメロディーも、プロの指導者が指導されているので、間違いがほとんどありません。
 二つ目の理由は、児童合唱団の歌は「合唱」、つまり、パートに分かれて和音の響きが出ている(ハモっている)ので、心に伝わる感動も膨らむのです。
 しかし、同じような曲調が続いても飽きてしまいますので、昔ながらの童謡の間に、ジャズ風にアレンジされた童謡や、子ども向けにアレンジされたポップス、時にはおじいちゃんおばあちゃんが口ずさんだ昔の歌謡曲なども入れています。様々にアレンジされた歌を聴くのはとても刺激になりますし、音楽を好きになるきっかけになると思います。

このように、高屋保育学園では積極的に、日々の保育の中に童謡・唱歌を取り入れています。