【皇紀とは】日本のオリジナルカレンダーで、初代天皇である神武天皇が橿原の宮で即位した年を元年とする(紀元前660年)暦のこと。西暦に+660年をすればいいので解り易い。
日本人として知っておきたい素養のひとつです。
令和3年 皇紀2681年 西暦2021年11月過行く
定期的に施設長の思いを発信することは、利用者にとってこの園がどの様な考えの下、
保育・教育を行っているかの指標となります。
さて、今年も中国武漢市より発生したコロナウィルスが、一年を通じてなんだかんだと園の行事ごとを左右しました。
そんな中でも、この11月に2年間中断していました「親子登山」を実施することができました。
緊急事態宣言も収まり、その上で参加人数を絞って実施しました。
また例年、山上の広場で行っていましたフォークダンスゲームは割愛。お弁当の持参も任意で、自由解散。
まさに何となく集った、約100人が、何となく行列をなして、何となく登って、何となく解散する形となりました。
それでも、気心知れたお友達と励ましあって登るのは、楽しいようで、最初から最後まで元気いっぱい登っていました。
社会動物である人間は、成熟するまでに母性と父性が必要となります。母性は優しさ、父性は厳しさと
置き換える事が出来ます。
人は生まれて一心に無償の愛をその母性を受けて、愛着を育みます。そして自己肯定感を養います。これがだいたい3歳まで。
いわゆる3つ子の魂です。そして、4~5歳には、社会性や規範意識、マナーやルールを学ぶ必要があります。これが父性です。
と言っても、小難しい話をしてもなかなかうまくいきません。そこで、お勧めが「親子登山」です。
登山では親子そろって、ひたすら頂上目指して歩きます。行き交う人とあいさつをします。ゴミは捨ててはいけません。自然を大切に。
知らず知らずのうちに、社会性と規範意識が育まれます。そして何より、登り切ったあとの達成感を親子で共感し、よき思い出作りとなります。
私も子育て(特に長男)では、「登山」にお世話になりました。特に下の子が生まれて、長男の赤ちゃん返りが酷くて、悩んだ時にはひたすら
登山に出かけました。是非、皆さんも「親子登山」をご活用ください。
令和3年11月17日 園長 前田 直樹